海路から神に参る
沖縄県 粟国島(あぐにじま)
粟国島 粟国港 で神社に参る
2006.11.19
粟国島は那覇の西方約60キロに位置する。南東に慶良間諸島、渡名喜島、南西に久米島の望む。周囲12Kmの小さい島である。
観音堂:
沖より船で港に入ると遠くから赤い鳥居が目に入る。
島の案内パンフ等によると以下のように記載されている。
およそ300年前にお宮ができたと言われている。島の人たちはここをクヮンヌル(観音堂)と呼んでいる。島の人が旅に出たり、戻った時、また島外で生まれた子供が始めて島に来るときに拝むという。さらに毎月18日には健康祈願をする。正月3日に拝みがある。
鳥居があるので神社のはずが観音堂と呼ばれている。鳥居には御観音と額に書かれている。建物は琉球様式である。拝む対象は梵字を刻んだ石である。形から見ると、どちらかというと仏教に近く見える。しかし多分、島の人にとっての神なのだ。
普通の家にある拝所:
家の敷地内に拝所がある。覗くと、大きな丸い石を二つ経てて祀っていた。
町役場前の拝所:
町役場の前に拝所がある。中に祀られているのは布袋様と見えた。
観音堂 | 観音堂を横から見る | ||
石二個。普通の家の庭にある拝所 | 布袋様。役場の拝所。 |