海路から神に参る
伊豆半島
2006.5.3
妻良港は伊豆半島の突端に近い西伊豆にある。下田と並び伊豆半島随一といって良い天然の良港である。
その広さ、静けさは下田を凌ぐ。妻良は太古より開けた土地であり、港は天然の良港として遥か昔より栄えていた。
道路の開通により陸路で妻良に行くことは容易になったが、海路での繁栄時に比べ陸の孤島に近かった妻良は現在では静かな漁村の佇まいとなっている。
その分開発されない良さを保っている。
船で妻良港に近づくと険しい石の崖が右手に迫ってくる。湾の中に入ると、岩と緑に囲まれた限りなく美しく静謐な海面に入る。
大きな自然の懐に入るような特別の感じを抱かせる港である。関東圏での最上の港の一つである。
妻良には式内社がある。
オホツユキヒメノミコトノ(大津ユキ比メ命)神社 現在は三島神社と呼ばれている。
社名については従来よりまちまちであった。現在では新訂増補国史大系の注記にあるように「伊豆国神階帳」にある上記とされている。
船で港に上陸し、メインの道を右に進むと5分程度で三島神社の鳥居が右に見える。拝殿、神殿は少し小高い台地に鎮座している。
例祭は12月2日
三島神社 | 拝殿 |
三島神社前面 | 天然の良港妻良の夕景 |
2007.11.17(土)
朝早くは晴れていたが、今は曇り。食事を終わり、トイレにも行って8時半。今日は寒いと地元に人が言っている。風もあり寒い。
でも今日は土曜なので今、船の周りを二人、ウエットスーツを着て素もぐりでもぐっているのがいる。元気なものだ。
天気予報では晴れ、時々曇り、海沿いでは所により雨となんでもありの天気。明日は波3mの予報で風も強い。
今日は妻良近くの古社と温泉状況を調べに行く。
神社には式内社と呼ばれる、もっとも古く格式のある神社群がある。
皆さん歴史の授業で習った延喜式という古い書物に出てくる神社である。
妻良には大津ヲノ命神社がある。今は三島神社と呼ばれている。
妻良からバスで下田方面に20分ほどいったところに温泉地で名高い下賀茂がある。
ここにも式内社、加毛(かも)神社がある。ただ、加毛神社と目される神社は近い2箇所にある。
バス亭、前原橋で降りてすぐの今は三島神社と呼ばれている。
巨木がある。
もう一箇所は妻良から行くと前原バス亭からバスで3つほど先の老人ホーム前から直ぐの加畑加茂神社である。
妻良から近い温泉:
バスで20分ほどにある下賀茂温泉が一番近い。
バス亭、熱帯植物園で降りると川を渡り、5分程で大きくきれいな市営温泉「銀の湯」がある。900円。
熱帯植物園バス停の前に大きなスーパーがあり、買物の仕入れを兼ねられ便利である。
宿屋で立ち寄り湯をやっているのはかぎ山旅館1000円、夕方5時ごろまで。ホテルみなみの荘1500円、夕方4時から。
・、今の三島神社
・下賀茂の式内社、加毛(かも)神社、今の加畑加茂神社
下賀茂の式内社、加毛(かも)神社 | 拝殿 |
下賀茂の式内社、加毛(かも)神社 | 拝殿 |