航路情報
四国、徳島県
福良港桟橋→撫養港
34 15.3100N 134 43.060E→ 34 10.880N 134 37.620E
艇を留める位置の詳細はGoogle Mapで航空写真を選択し、拡大
Google Map 福良港桟橋→撫養港 2019.6.26
泊地情報:
撫養港
福良港
BLOG
初めて撫養港に入る 2019.6.26
航路情報:
2019.6.24
福良港桟橋→撫養港 7マイル
撫養港、むやと読みます。
名前からして、如何にもイワレがありそうでしょう。
ここへ船を着けたヨットマンは少ないと思う。
私は小鳴門を通るたび、港湾案内に出ている
「撫養港、港内はどの方向の風にも安全で錨かきが良い」
その撫養港とは何処なのか。見ても港と呼べる場所は無い。
一度行ってみたいと長いこと思っていた。
私の知る限りでは此処に入ったヨットマンはいない。聞いてみても皆知らない。
ところが、さすがベテランの多い一文字、何度も撫養に船を着けた人を発見。
聞いてみたが、何処にヨットを着けるのか今一つ、判然としなかったが、何しろ着けられると知る。
川沿いに着けるらしい。グーグルマップの航空写真で見ると真新しい岸壁が、
川、川上にむかって右岸、最下流に見える。ここなら着けられるだろうとwaypointを設定し、ついにやって来ました。
(グーグルマップでは真新しい岸壁に見えるが相当古い岸壁だった)
もう一日、福良に居る予定であったが、天候が急変し、台風(になる予定の低気圧)も来る。
明日までいると動けなくなる可能性がある。
福良の今の泊地は台風避難は出来ない。
そこで、次の予定地、撫養へ一日早く行くことにする。
撫養に移動しても、そこから動けなくなる可能性は大。
それでも、福良に居るよりは良い。
福良から撫養まで7マイルと極近い。
しかし、初めての、しかも状況が良く分からない港を目指す。
その上、鳴門海峡を通過では無く、横断する。
いったい、どんな状況になるのか。
2019.6.26鳴門海峡の転流時は10;16。普通であれば1時間半もかからない。
天候の急変に引っかかる前に到着したいので、早くスタートしたい。
そこで、8時半頃には出発する予定を立てる。
航海:
福良港→撫養港 7マイル
いつもの様に港内でメインを揚げようとするが、風が強い。
狭い港内では無く、外に出てから揚げることにする。
福良の帰り(港から出る)は来る時とは違い、煙島という、平家伝説の島と防波堤の間を通過する。
と二人の福良港経験者から聞いていた。
煙島ってどんな島かを見てみたいのもあって帰りはこのコースを予定していた。
出港する直前、地元の人(釣り人か漁師か不明)に聞いてみた。
たしかに、渦潮観戦の大型帆船汽船は行きは煙島横をとおり、
帰りは狭い、防波堤間を通ると決まっているが、
普通の船にそんな規則は福良には無い。
とのこと。
つまり、開いていればどの様に入っても帰っても良いと教えてもらう。
煙島には海から一直線に山へ登る石段が続いている。
観光案内所の人が煙島には普通の人は上陸が禁じられている。
年に一度、選ばれた代表、何人かがお参りに上陸するのみだと言っていた。
煙島を抜けてすぐ、メインを揚げ、スタート。8時40分。
汐待なのか大型本船が1艇、前方に止まっている。
風がかなり出てくる。
白波は立っていないのにヒールが激しい。
メインの風を逃がし、艇を立てる。
しばらく、その状態で走ったが時おりブローも来る。
今日のコースは初めてなのと、暗岩が多く、狭い水路を進む。
吹きあがるとコントロールが出来なくなる。
久しぶりに、フルメインをリーフする。
艇はかなり安定。
右手に鳴門大橋。
大橋に平行して走っているわけだ。
転流までは南流。つまり左に流される。
かなり流される。
この状況が解らなかった。
ついに、悪い波の場所に突入。
大きくヒールし、艇が持っていかれ、ローリングが激しい。
艇内で色んなものがひっくり返る音。
30分くらいつづいたかな。
次第に、悪い波は収まるが、風は強い。
この風で、あの有名な岸壁真近の赤灯台に進むのは、あまり歓迎できない。
所が、赤灯台の前あたりに行ったところで、風が収まり、海況も安定する。
なるほど、港湾案内に「撫養港、港内はどの方向の風にも安全で錨かきが良い」とある通りなのだ。
良かった。
撫養川の入り口前に来て、左に折れ、川を遡る。
右舷に大きなビットが並んだ長く古い岸壁を確認。
ここに着けられる。
入って直ぐ、右岸岸壁に着ける。
もう少し上流に着けようと、上陸して舫いロープで引っ張る。
強い風が岸壁に船を押し付けるので、動かせず、かなりの時間を費やしてしまった。
舫い完了。10時25分。
ウエイポイント、航路、トラック
直線は設定航路、曲線(ブルー線)は実際の航跡です。
FUKUMUYA(福良港→撫養港) | 7nm | |||||
FUEL3L/h | ||||||
LATITUDE LONGITUDE |
BRG M |
LDST nm |
TDST nm |
TIME | FUEL | |
FUKRSA(福良桟橋) | 34 15.3100N 134 43.060E |
|||||
FUKUR4(福良4) | 34 15.000N 134 42.500E |
244 | 0.6 | 0.6 | 0:06 | 0.3 |
FUKUR5(福良5) | 34 14.900N 134 42.600E |
147 | 0.1 | 0.7 | 0:08 | 0.4 |
FUKUR2(福良2) | 34 14.660N 134 42.600E |
187 | 0.2 | 0.9 | 0:11 | 0.6 |
FUKUR3(福良3) | 34 13.400N 134 41.000E |
234 | 1.8 | 2.8 | 0:33 | 1.7 |
KNARU2(小鳴門2) | 34 11.300N 134 38.400E |
233 | 3 | 5.8 | 1:09 | 3.5 |
KNARTW(小鳴門灯台南) | 34 10.880N 134 37.620E |
244 | 0.8 | 6.5 | 1:18 | 3.5 |
MUYAP(撫養港沖) | 34 11.200N 134 37.150E |
317 | 0.5 | 7 | 1:24 | 4.2 |